† 牧師館の紹介

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1924年,アメリカの建築家ライトの弟子とされる人物の設計によって建築。
玄関から入った階段の緩やかな段差や,昇りきった所で更に2段ほどの階段が設けられているところに,ライト的な色彩が色濃いと聞く。
柱や扉,手すり等,統一されたデザインに,当時のアメリカ建築の香りがよく残っている。
文様の入った建築当初のガラスも数多く残り,上下にスライドさせる窓枠と合わさって,美しい。
天井が高く,広々とした部屋造りも,アメリカンスタンダードを思わせ,3階の屋根裏部屋は,当時の姿をそのままに残している。
ただ,マントルピースを備えた暖炉があった部屋は,後に和風に改築されたため,当初の姿はない。
その他の部分も改築が重ねられたため,当時とは随分異なるが,そのままに残っている外観もふくめ,全体的雰囲気としては,宣教師館の面影が十分に今も味わうことができる。