1 2

uchimaru chapel concert

11月20日(日)午後2時からオルガンとヴァイオリン,そしてソプラノによる演奏会があります。 詳しくは,行事予定をご覧ください。

【断想(きれぎれ)】「へん在」する神

聖書を書き記した民族イスラエルは,指導者モーセに導かれてエジプトから脱出,シナイ山で神と契約を結んだ時に,その特別の歩みを始めた・・・そう言ってよいと思います。この神は,難しい言葉で言うと,全知・全能であって「遍在」する神=あらゆる所におられる神と言われます。すなわち,この世界の何処へ逃げようとも,神の目から逃れることはできないし,逆に,何処にいようとも,神は共にいて下さる・・・イスラエルの詩人が歌った詩を集めた詩篇などでは,神はこのような神として頌えられています。▼しかし旧約聖書を読んでいくと,神さまが特に好きこのんで共にいる人,あるいは民がいたと記されています。では,神が好きこのんで一緒にいることにした人々はどのような者たちだったのでしょうか。申命記26章その他を読むと,それは,エジプトに寄留(外国人として生活)していたイスラエルの民がその典型でしたが,虐げられ,貧しくされ,小さくされ,人々から除け者にされている人々をこそ神は選んで,共におられるのだ・・・そう記してあるのです。イスラエルの人々は,自分の歴史を振り返りながら,そのことを繰り返し,信仰として告白します。「遍在」何処にでもおられる神は,歴史の中においてはむしろ「<偏>在」する神・・・弱く小さい人々を偏り愛し,味方する神なのだ・・というのです。▼聖書の告げる神は,このように偏って私たちの間に宿ってくださっている神なのです。でも,だからこそ私たちの誰もが,声は例え弱々しく,小さくあっても,しかしだからこそ,この神に向かって祈り,叫び,求めることが出来るし,まただからこそ,聞き,励まして下さるのです。この神は必ず,私たちの小さく弱い叫びに応え,私たちを解き放って,約束された義と平和の国に向けて自由に歩き出す者として下さいます。

【断想(きれぎれ)】求めなさい。そうすれば・・・

「求め(続け)なさい。そうすれば,与えられる」(マタイ福音書7章7節)。
イエス様は実に簡潔に,私たちに「あなたがたの天の父」への信頼と応答の在り方を告げます。私たちは確かに「信じます」と告白し,イエスの弟子になったはずなのですが,求めることにおいてどれだけ真実な態度を貫いているでしょうか。ハナッから「天の父」に求める気など無かったり,あるいは「求めてもなぁ~」とあきらめていたり・・そんなイイ加減な信頼と応答に終始しているのが実態ではないでしょうか。▼赤子が母親に乳を求めて泣き叫ぶ,あの姿こそ,自分の生存の全てが掛かっていると,ひたすら求め続ける信頼と応答の原型でありましょう。私たちがこの赤子のような心持ちを抱いて神さまに相対する時,神は必ず私たちの求めに応え「良いものをくださる」のです。それがイエス様の約束であり,信じる者たちが常に体験してきたことでもあるのです。▼神は,私たちが<求める>ことを待っておられます。神ナシで済ませている世界の中で,しかしイエス様の約束を信じる者が<求める>時,確かに神からの,より確かで,より良きものが,与えられるのです。主の前に自分を晒け出し,祈り求めていますか? そんな祈りを交わす教会になっているでしょうか?

【断想】使徒信条⑥「殺される神」

「神」…日本人が考えてきた、誰もが(あるいは偉人が)死ねば成る「神」とは違って、聖書の神は人間を・この全世界を創造した神…聖書はその宣言をもって始まっています。
創造する神は、ですから、時間を超え、空間を超え、造られた物(=被造物)全てを超えた存在です。
その論理的な帰結を言えば、従って、死は勿論、変化的な神学も、そのように教えてきました。
しかし聖書の神は、そうした論理の枠をも超えてしまうお方なのです。
▼旧約聖書が告げる神は、先ず、人間に応答を求める神でした。
人間の応答において神は自在に自らを変える自由と主権を持つ神で、従って、ご自分の計画や言葉さえも、人の応答によって悔い(!)変えもする、何よりも救いと恵みを重んじる神なのです。
▼パウロが語る「神の義」とは、徳目的な義とは無縁の、神と人との間=応答的関係を造り・回復する救いと業とその実現を意味しました。
「イエス・キリストのピラティス(=真実・信仰)により」全ての者に与えられるのが「神の義」だと彼は言うのです。
「ただキリスト・イエスによる贖いを通して、無償で義とされる。神はそのピラティス=真実によって、キリストを立て、その血によって罪を償う供え物とされました」。
ここに神の愛と義があります。
神の独り子=神自らが殺されることによって、神はその義と愛を・その全能を、余すところなく示されたのです。
この神をこそ私たちは神と信じ、告白するのです。
1 2